分譲住宅のリフォーム

将来のリフォームまで見越して

将来のリフォームを考える

【間取り】

家族が一つの家に住む時、将来にわたりずっと便利な間取りはありません。
年を取るとともに使いやすい間取りというものは変わっていきます。
同居人が増えることもあるでしょうし、お子さんが家を出ることになれば、減ることになります。
その家に住む人数が変わるとなると、当然理想の間取りも変わってきます。
また一戸建ての場合は、ほとんどが二階建てのため、階段があります。 年をとって足腰が弱った時などは階段の上り下りがつらくなり、二階の部屋を使うことが不便になるでしょう。
そうなった時のことを考え、間取りを簡単に変えられるようにするのが、分譲住宅を買う際のポイントになります。

【リフォームに適した構造】

建物を地震から守るために、壁の中には耐力壁と言われる合板が入れられます。
耐力壁を入れる量は法律で定められていて、建物の広さ、階数、建物を建設する地域の積雪量、屋根の種類・重さで変わります。
一戸建てにおいて将来間取りを簡単に変えられる構造にするには、この耐力壁を入れる位置がポイントになります。
耐力壁をできるだけ建物の外側に入れれば、室内の壁を移動させたり外しても、耐震性に問題は生じません。
そうすれば室内の間取りを自由に変えることができ、リフォームの際にも選択の幅が広がります。

【配管を通すスペース】

設計段階で吸水管や配水管などのパイプを通すスペースを取っておけば、将来リフォームする時に大きく間取りを変えることも可能になります。
配管を通すスペースを確保していない場合、リフォームの際に制限が出てしまう可能性があります。
配管を通すスペースはそれほど大きい物は必要ありませんが、やや広くしておくことで、将来のメンテナンス、リフォームで間取りを変える際に有効になります。